飲む日焼け止めって本当に効果ある?副作用は?飲む日焼け止めの疑問や選び方をまとめました

こんにちは、コスメコンシェルジュの伊藤羊子です。

数年前から「飲む日焼け止め」という言葉が聞かれるようになりました。

日焼け止めといえば肌に塗るもの、というのがこれまでの常識でしたし、日焼け止めなのに飲むって?という違和感から、単なる流行りモノですぐに廃れるんじゃない?という思い込みでスルーしていたのですが、これが意外にもどんどん一般的なものになってきています。

気になって少し調べてみると、ヨーロッパではすでに20年以上の歴史があったり、多くの臨床データが取られ実際に皮膚科でも取り扱われていたりと、勝手に想像していた眉唾モノではなさそうなことが分かりました。

もしも本当に、「飲む」ことで日焼け止め・UVカットができるなら、なかなか肌に合う日焼け止めが見つからなかったり、肌のバリア機能が弱いために紫外線の影響を受けやすかったりする敏感肌さんにとっては、非常に嬉しいことですよね。

今日は、飲む日焼け止めとはなんなのか、副作用はないのか、飲む日焼け止めさえ飲んでいれば大丈夫なのか、どんな商品が人気なのかなどなど、飲む日焼け止めに興味があるけど使っても大丈夫なの?という私の疑問に対する答えをまとめてみました。

yaji 一番人気!ホワイトヴェールの初回980円定期購入キャンペーンを見る

yaji  飲む日焼け止め、副作用は?

yaji 飲む日焼け止めを飲んでいれば日焼け止めを塗らなくてもいい?

yaji 飲む日焼け止めの主成分とは

yaji おすすめ飲む日焼け止め厳選8ブランドを見る

 

そもそも飲む日焼け止めとはなんなの?どういう作用なの?

塗る日焼け止めが紫外線をカットしてくれる原理は、紫外線吸収剤で紫外線を化学変化で散らしてしまうか、紫外線散乱剤で紫外線を鏡のように反射させてしまう、と非常にわかりやすいものです。

yaji塗る日焼け止めの原理や選び方を詳しく見る

ところが、飲む日焼け止めとなると、いったい何がどういう仕組みで紫外線からガードしてくれるのか、激しく疑問です。

そこで、まずは飲む日焼け止めの先駆け的存在である「ヘリオケア」について調べてみました。ヘリオケアはスペインで開発され、今ではヨーロッパや韓国など、世界50か国以上の皮膚科・美容皮膚科で販売されている「飲む日焼け止め」です。

heriocare

使用方法は、日光を浴びる30分前に1カプセル(長時間日光を浴びる場合は4時間毎に1カプセル)摂取するだけ、という非常に簡単なものになっています。

ヘリオケアの主成分はFernblock(ファーンブロック:商標登録)というもので、このファーンブロックが紫外線を浴びたときに体内に発生する活性酸素(フリーラジカル)を破壊してくれるため紫外線の害をなかったことにする、というのが「飲む日焼け止め」の原理のようです。

Fernblockは、Polypodium Leucotomos(ポリポディウム リュウコトモス)というシダ植物から抽出されたもので、抗酸化力が非常に高いことが特徴の成分です。

fernblock
IFC Fernblock公式サイトより

「ポリポディウムリュウコトモス」は全く聞きなれない名前ですが、中央アメリカに生息するシダ植物の一種で、現地では大昔から薬草として重宝されてきた植物とのこと。研究の結果、高い抗酸化作用や紫外線防御効果だけでなく、抗炎症作用や免疫疾患・喘息の治療などにも役立つことが分かっています。

そのポリポディウムリュウコトモスの高い抗酸化力によって、紫外線を浴びてもその影響を受けない状態を作る、というのがヘリオケアの作用だということです。

つまり、

  1. 紫外線を浴びると活性酸素(フリーラジカル)が発生する
    活性酸素はシミやシワを作る原因のひとつ
  2. 「飲む日焼け止め」で活性酸素を抑制するような働きをする成分を摂る
  3. 結果的に日焼けしない(=紫外線の影響を受けない)効果が出る

ということですね。
飲む日焼け止めに使用されている成分はさまざまですが、植物のもつ抗酸化作用を利用することによって「体内の抗酸化力を高めることで紫外線の影響をブロックする」効果が得られるといえます。

夏の日差し

もともと、同じ時間同じ日光を浴びても、日焼けしない人とすぐに赤くなったり黒くなったりする人がいます。

その違いは、肌が健康であるかどうか、抗酸化力が高いかどうかによって生まれるものです。

飲む日焼け止めは、その違いを補ってくれるものといってもいいでしょう。

 

飲む日焼け止め、副作用はないの?

「飲む日焼け止め」と聞いたときに、一番最初に考えたのが「なにそれ、そんなすごい作用をするものって、副作用は大丈夫なの?」ということです。

メーカーによって成分はさまざまですが、飲む日焼け止めは、植物由来の成分やビタミン類などで作られているので、比較的安全性の高いものだといえます。ヘリオケアをはじめとしたFernblobkやPLエキス(どちらもPolypodium Leucotomosというシダ植物抽出物)については、25年以上販売されていますが副作用の報告はないとのこと。

また、個人的に疑問だったのが、「日焼けはそもそも皮膚の防衛反応なのに、それを止めてしまっても大丈夫なのか?」という点ですが、これについても、皮膚の防衛反応(メラニンの産出)そのものを止めるのではなく、紫外線の影響を受けにくくするというレベルなので問題ないということが分かりました。

日焼け注意

ただし、逆にいえばメラニンを作る働きを止めているわけではないので、まったく日焼けしなくなるというわけではないとも言えます。
飲む日焼け止めも、それを飲むだけで100%日焼けを防ぐわけではなく、あくまでも補助として使用すること、その他のUV対策と併用することを推奨しています。

安全性の面でも信頼してもよさそうですが、人によっては植物のアレルギーや主成分以外の成分が合わない可能性はゼロではありません。
飲み始めるときは、体の変化に充分注意しながら過ごしましょう。

yaji 国産飲む日焼け止めホワイトヴェールの特別キャンペーンを見る

飲む日焼け止めを使えば、その他のUVケアはいらない?

飲む日焼け止めを使うと、体の抗酸化力を高めることで紫外線による害(活性酸素の発生)をブロックしてくれます。
それによって日焼けしにくくなる、というのが飲む日焼け止めの原理です。

塗る日焼け止めのように部分的に紫外線をカットするものではなく、全身の抗酸化力を高めてくれるので、よくある「塗り忘れ焼け」でサンダルの跡がクッキリ・・・耳の裏だけ焼けてる・・・なんていうことも避けられるのが嬉しいポイントです。

ただし、どの飲む日焼け止めも、その他の日焼け止めやUV対策と併用することを勧めています。

というのも、飲む日焼け止めは日焼け(=メラニン色素を生み出すこと)自体を100%止めるのではなく、日焼けしにくい皮膚の状態を作るだけだからです。(だけ、といってもそれはすごいことなのですが)

日焼け止め

たとえば、何もしない状態のとき1時間で日焼けが始まる人が、それを2~3時間遅らせることができるといったイメージです。

遅らせることができるといっても、2~3時間後に突然日焼けが始まるのではなく、紫外線のダメージは徐々に蓄積されていくものなので、日焼けやシミ、光老化をしっかり防ぎたいのであれば、より念入りな対策が必要になります。

塗る日焼け止めを使っていても日傘をさした方がベターであるように、飲む日焼け止めを飲んでいるときもそれだけでOK、と頼りすぎず、その他の紫外線対策にプラスすることでガッチリお肌を守る!と考えるのが、飲む日焼け止めとの賢い付き合い方だと言えます。

飲む日焼け止めを飲んだ上で、さらに塗る日焼け止めを使ったり、日傘や帽子を使ったりして、物理的に日差しを防ぐことと併用することで、より万全なUVカット対策になります。

yaji 塗る日焼け止め選びのための基礎知識とおすすめ日焼け止めを見る

飲む日焼け止め、どんなタイプがある?

飲む日焼け止めの代名詞といえば「ヘリオケア」でしたが、最近は様々なメーカーの飲む日焼け止めが見られるようになりましたし、国産の飲む日焼け止めも出てきました。

飲む日焼け止めには、主成分で大きく分けて二つのタイプがあります。

ヘリオケアに採用されているFernBlock(ファーンブロック、フェーンブロック、フェルンブロックなどの記載あり)タイプと、スペインで開発された抗酸化物質ニュートロックスサンを配合したタイプの2種類です。

Fernblock(ファーンブロック)系 NutroxSun(ニュートロックスサン)系
PolypodiumLeucotomos

  • 原料
    ポリポディウム リュウコトモス(シダ植物)
  • HMS(ハーバード大学医学大学院)とスペインIFC社の共同開発

Fernblockは登録商標(公式サイト:IFC Fernblock
PLエキス、ポリポディウムレウコトモス抽出物などの記載がある製品もあり

NutroxSun

  • 原料
    シトラス果実(柑橘類)
    ローズマリー葉
  • スペイン ミギュエル大学とモンテローザ社の共同開発

 

公式サイト:NutroxSun

ファーンブロック(PLエキス)とニュートロックスサン、どちらも「体内の抗酸化力を高めて紫外線によって受けるダメージをブロックする」という作用は同じです。

メーカーによって、配合内容や配合量、維持時間(目安)、お値段など、それぞれ違いがあるので、何を重視するかによって上手に選ぶのがよさそうです。

yaji 一番人気の国産飲む日焼け止め「ホワイトヴェール」の特別キャンペーンを見る

飲む日焼け止め 人気ブランド8選

いま話題の飲む日焼け止めの中で、人気のブランドをまとめました。ファーンブロック系で4つ、ニュートロックスサン系で4つをご紹介します!

飲む日焼け止めは一部の商品が皮膚科や美容皮膚科で販売されていますが、大半はまだ店舗販売されておらず、ネット通販での購入が一般的です。

ファーンブロック系おすすめ飲む日焼け止め4種

ヘリオケア
HELIOCARE(ヘリオケア)ウルトラD

 

ヘリオケアは、世界50ヶ国以上で使用されている飲む日焼け止めです。日本でも、皮膚科や美容皮膚科などで取り扱われています。

 

  • 主成分:Fernblock(ファーンブロック)480mg/1カプセル
    その他の成分:ビタミンD、ビタミンC、ビタミンE、ルテイン、リコピンなど
  • 使用方法:日光を浴びる30分前に1カプセル服用
    (長時間日光を浴びる場合は4時間後に1カプセル追加)
  • 30カプセル入り 5200円~6000円前後

 

購入できるところ
yaji 一部の皮膚科・美容皮膚科
yaji 楽天でヘリオケアウルトラDを見る

shadefactor
LifeExtension社 ShadeFactor

LifeExtension社はアメリカの大手サプリメントメーカーです。ShadeFactor(シェードファクター)は、ファーンブロックを中心に抗酸化作用の高い成分を配合した飲む日焼け止めで、ヘリオケアに比べ安価で購入できることで人気があります。

ただし、日本では正規販売されていないので、個人輸入や輸入代行を利用することになります。

  • 主成分:Fernblock(ファーンブロック)240mg/1カプセル
    その他の成分:ビタミンC、ナイアシン、レッドオレンジコンプレックスなど
  • 使用方法:1日2回、2カプセル/回服用
  • 120カプセル入り 3500~4500円前後

 

購入できるところ
yaji iHerb (日本語対応のアメリカ通販サイト)
yaji AmazonでShadeFactorを見る

 

thewhite
The White

東京銀座スキンケアクリニック監修の国産飲む日焼け止め「The White」。ファーンブロックと同原料のポリポディウムリュウコトモスを配合しています。

  • 主成分:ポリポディウムリュウコトモスエキス(PLエキス)配合量不明
    その他の成分:レスベラトロール、リコピン、カテキン、ルテイン、ビタミンC、ビタミンEなど
  • 使用方法:外出の30分前に1粒服用(2~3時間の紫外線ケア)
  • 10カプセル 1944円 / 10カプセル×3箱セット(送料無料) 5832円

購入できるところ
yaji 東京銀座スキンケアクリニック
yaji The White公式通販サイトを見る

noUV
noUV(ノーブ)

美容外科「東京イセアクリニック」監修の国産飲む日焼け止め「noUV」。ファーンブロックと同原料のポリポディウムリュウコトモスを配合しています。

  • 主成分:ポリポディウムリュウコトモスエキス(PLエキス)配合量不明
    その他の成分:レスベラトロール、リコピン、カテキン、ルテイン、ビタミンC、ビタミンEなど
  • 使用方法:1回1カプセル、1日1~3粒(必要なときだけ飲用)
  • 10カプセル 1944円 / 10カプセル×3箱セット(送料無料) 5832円

購入できるところ
yaji noUV(ノーブ)公式通販サイトを見る

 

ニュートロックスサン系おすすめ飲む日焼け止め4種

whiteveil
WHITE VEIL(ホワイトヴェール)

美容家 飯塚美香氏プロデュースのホワイトヴェールは、インスタグラムやTwitterを中心に口コミで人気を集めている国産の飲む日焼け止めです。カプセルタイプが多い飲む日焼け止めの中で、珍しい小粒の錠剤タイプ。

  • 主成分:ニュートロックスサン(配合量不明)
    その他の成分:ざくろエキス、メロンプラセンタ、ルテイン、クロセチンなど
  • 使用方法:1日2粒(朝の飲用推奨)
  • 60粒入り 7560円
    定期コース申し込みで初回980円 2回めから4980円(5回目以降 3980円)

yaji 初回980円の定期コース申し込みキャンペーンを見る

BEMAX
BE-MAX the SUN(ビーマックス ザ サン)

ドクター監修の下、専任スタッフの薬剤師が、安全で効能の高い商品を企画開発しているBE-MAXシリーズ。美容サロンやフィットネス施設などで取り扱われています。

  • 主成分:ニュートロックスサン(配合量不明)
    その他の成分:オリーブ葉抽出物(オラリス®)、ザクロ抽出物、ビタミンDなど
  • 使用方法:1日2粒(朝の飲用推奨)
  • 30粒入り 4536円

yaji 楽天でBE-MAX the SUNを見る
yaji AmazonでBE-MAX the SUNを見る

少し前まで、飲む日焼け止めといえば、ヘリオケアが主力で皮膚科や美容皮膚科でしか購入できなかったのですが、需要が高まるにつれて、さまざまなタイプの飲む日焼け止めが手に入るようになってきました。

お値段や配合成分など、それぞれ違いがありますので、これなら自分に合いそう、というものを見つけてくださいね。

 

yaji 一番人気!ホワイトヴェールの初回980円定期購入キャンペーンを見る

 

 

 

飲む日焼け止めまとめ(メリットとデメリット)

飲む日焼け止めは、抗酸化作用の高い成分をサプリメントとして取り入れることで、紫外線によって受けるダメージをブロックしてくれるものです。

その主成分としては、ファーンブロックとニュートロックスサンの2種類が主流になっています。

飲む日焼け止めを使うことで、

  • 日焼け止めの塗り忘れによる日焼けを防ぐ
  • 日焼け止めの塗り直しの手間が軽減する
  • 目からの紫外線の影響もブロックできる
  • 肌に合う日焼け止めが見つからない人にも心強い
  • 天然成分由来で副作用がなく安心(アレルギーのある人は注意)

など、これまでのUV対策の手間を大幅に軽減することができます。
一方で、

  • 飲む日焼け止めだけで100%のUVケアができるわけではない
  • 塗る日焼け止めや日傘などとの併用がベター

という点は見過ごされがちなので注意が必要です。

飲む日焼け止め

飲む日焼け止めで最も知名度が高いのはスペイン産のヘリオケアですが、最近はインスタグラムやTwitterを中心に国産のホワイトヴェールが人気を集めています。

yaji 一番人気!ホワイトヴェールの初回980円定期購入キャンペーンを見る

紫外線の強い夏はもちろんのこと、年間を通してUV対策を徹底することで数年後のお肌には大きな差が生まれます。紫外線による肌トラブルや肌老化を防ぐことは敏感肌さんが健やかなお肌を手に入れるためにも非常に有効です。

飲む日焼け止めを上手に取り入れて、肌トラブル&光老化を最小限に抑えましょう!

 

【あわせて読みたい関連記事】
yaji 敏感肌にも優しいノンケミ・ノンナノ日焼け止め乳液「HANAオーガニックウェアルーUV」

yaji 美白化粧品が合わない!敏感肌でも美白を諦めたくない!という人のための美白化粧品の選び方

yaji 【新商品】大正製薬のAdryS(アドライズ)の特徴・口コミまとめ ヘパリン&プラセンタW有効成分配合の保湿美白化粧品

 

敏感肌のスキンケア研究所
公式LINE@はじめました!
友だち追加はこちらから ↓ ↓ ↓
友だち追加