顔の乾燥からくるかゆみをなるべく早く落ち着かせるために知っておきたい原因と対策

こんにちは、コスメコンシェルジュの伊藤羊子です。

顔がかゆい!かゆいけど掻けなくてつらい!という経験は、誰でも身に覚えがあるのではないでしょうか。
季節の変わり目や冬の乾燥が激しい時期には特に、こういった顔のかゆみが起きやすくなります。

湿疹などの肌の変化はないのに顔のかゆみが気になる場合、原因はいろいろ考えられますが、まずはそのかゆみが肌のSOSサインだと気付いてあげてください。

かゆみは我慢しがたいものなので、つい「かゆさそのもの」に注目しがちですが、かゆみが起こるということは、目に見えていなくても肌に何らかの負荷がかかっている可能性が高いということなんです。

軽く冷やすなどして辛いかゆみを軽減しつつ、かゆみが起こっている原因に目を向けて対策を考えてみましょう。

乾燥からくるかゆみ対策におすすめの保湿+外部刺激対策ができるスキンケア化粧品を見る

 

顔のかゆみがあなたに伝えているもの

ブツブツができる等の異常があらわれているわけではないのに顔がかゆくなるのは、皮膚の乾燥が原因になっていることがまず第一に考えられます。

「たかが乾燥」と侮ることなかれ。
乾燥した肌は単に水分が少ないというだけでなく、バリア機能が弱まって外部からの刺激に反応しやすい状態になっているんです。

外部刺激とは、ハウスダスト(ほこり)、空気中に飛んでいる花粉や化学物質、カビ、ダニ、自分の髪の毛や汗、手で触れる刺激(摩擦)、風や冷気などのこと。

正常な皮膚は角質が水分(と油分)で満たされており、外部からの異物が侵入するのを防ぐバリア機能を果たしています。

乾燥によって肌がかゆくなるというのは、そのバリアが壊れて外からの刺激に無防備な状態になっていることによって、肌が健康であれば何も感じなかったようなちょっとした小さな刺激でもかゆみに繋がるくらい敏感になっているということです。

乾燥がかゆみの原因になっている場合、しっかり肌を保湿・保護して、バリア機能を回復させることが大切です。

皮膚の乾燥だけでなく、ストレスが原因でかゆみが発生していることも考えられます。

仕事などの環境が変わって急にアトピーが悪化したり、追い詰められた気持ちになったときに頭を掻きむしりたくなったりするなど、かゆみとストレスには密接な関係があります。

かゆみが起こるきっかけが乾燥だったとしても、ストレスがそのかゆみを増幅させているかもしれません。

食生活をはじめとした日常生活の中にも、かゆみを引き起こしている原因がないか振り返ってみましょう。
特に肌の調子との関わりが深いのは、便秘、睡眠不足、食生活の乱れ、自律神経やホルモンバランスの乱れです。

そういった何気ないことの積み重ねによって、皮膚が一時的に弱っていることも少なくありません。

皮膚は体全体の健康状態を映す鏡のような存在でもあるので、肌の調子が悪いときは自分の体調や生活全般を見直してみると、改善の糸口が見つかりやすくなります。

スキンケア化粧品以外でも肌に触れるものの影響を振り返ってみることも大切です。
髪を染めた、シャンプーや整髪料を変えた、洗濯洗剤を変えた、枕カバーやシーツを変えた、などなど、ここ最近何か変わった、変えた、新しく使ったものはありませんか?

もし何かそういった心当たりがあれば、しばらくそれを止めてみる、元に戻してみるとよいかもしれません。

また、洗顔後に使うタオルや枕カバーなどはなるべくこまめに洗って清潔に保つことも、小さなことではありますが、弱った肌を元気にするためには大切なことです。

いま起きているかゆみは、目に見えない微弱な炎症が肌の内部で起きているサインかも。
じっくり振り返って、思い当たることがあればひとつずつ改善してみましょう。

 

※ 保湿や生活環境の見直しなどの対策をしてもかゆみが長く続くときや、湿疹やニキビ様のものができている、赤く熱を持って厚ぼったく腫れているなどの異変があるときは、悪化させないためにも早く治すためにも、皮膚科に行くことがベストです。
また、かゆみは乾燥や皮膚の炎症だけでなく、内臓疾患などの他の疾患が原因で起こる場合もありますので、不安なときはきちんと医師の指示を仰ぎましょう。

 

乾燥からくるかゆみがあるときのスキンケアに大切なこと

空気の乾燥、洗いすぎ、気温の変化で皮脂バランスが乱れること、気温が下がって血流が悪くなること・・・さまざまな要因が絡み合って皮膚の乾燥を引き起こします。

顔は皮膚が薄いうえに、年がら年中外気にさらされているので、そういった影響をもろに受けやすいのです。

乾燥からくるかゆみであれば、保湿と日常生活に気を付けることで、じきに治まっていきます。

ここでは、きちんと保湿して肌のバリア機能を回復させるために、スキンケアで気を付けたいことをまとめました。

まず第一に、洗いすぎないこと。
汚れを落として肌を清潔に保つことは大切ですが、皮脂や必要な角質も落としてしまっては、肌の乾燥は改善されません。

肌が乾燥するとうるおいを与えることに注力して、うるおいを奪うことにはつい無頓着になってしまいがちです。
自ら作り出しているうるおいを守ることは、外から与えることよりも大切です。

汚れや肌質に対して洗浄力が強すぎないか、本当に肌に合っているか、使っているクレンジングや洗顔料を見直してみましょう。

肌にうるおいを与えるスキンケアも、なるべく低刺激なものを。

基本的には、肌に合うものであればなんでもOKです。
化粧水もクリームも、皮膚をなるべくこすらないように、手のひらに伸ばしてやさしく包むように付けましょう。

保湿というと、油分をたっぷり与えること、クリームをたっぷり塗ることと考えがちですが、大切なのは「水分と油分のバランス」、それから水分を蒸発させず肌に留まらせる「保水」です。

乾燥している肌は、水分を肌に留めてくれるセラミドという成分が少なくなっています。
セラミドはもともと肌に存在しているもので、表皮で水分を蓄え、細胞と細胞の間を埋める働きをしている成分ですから、そのセラミドが減少することで水分が保ちにくくなっている=乾燥しやすくなっているということに繋がります。

足りないセラミドを補うために、セラミド配合のスキンケア化粧品を取り入れるのもひとつの手です。

カサカサ乾燥・ピリピリ敏感対策にセラミドケアを!おすすめのセラミド化粧品5選

良かれと思ってあれこれ与えている美容成分が、多すぎ(強すぎ)て負担になっている場合もあるので、一時的にワセリンのみのシンプルケアにすることで、肌が落ち着くこともあります。
美容成分の与えすぎから肌を休ませる意味だけでなく、あれこれ塗り重ねないことで肌をこする回数が減る(=刺激になる摩擦が減る)メリットも同時に得られます。

(ワセリンが合わない場合は、肌に合うオイルやクリームでもOKです。
伊藤羊子はワセリンを使うと皮膚が熱をもつ感じがして苦手なので、こちらのクリームをレスキュー用にしています。皮膚疾患がある人向けに作られた、アメリカでは皮膚科で処方されている保湿クリームです)

・・・少々話は逸れますが、ときどきオロナイン軟膏を保湿やパックの目的で顔に塗ることを勧めているサイトがありますが、あまりオススメできません。
というよりも、保湿やパックにオロナインを使うのは絶対にやめてほしいと思います。

昔から各ご家庭にひとつはありそうなおなじみの塗り薬オロナインですが、あくまでもオロナインはニキビや傷、軽いやけどに使うための医薬品です。

オロナイン軟膏の有効成分である「クロルヘキシジングルコン酸塩液」には殺菌作用があり、吹き出物や傷の手当をするのに昔から多くの家庭で愛用されてきました。
オロナインは本来の目的で使用するのであればとても良い薬ですし、基材・皮膚保護材として配合されている油分や保湿成分によって肌がうるおう感覚があるかもしれませんが、それをスキンケアとして使うべきではありません。

というのも、オロナインの塗り薬としての有効成分による殺菌作用は、皮膚を守るために必要な皮膚常在菌にも影響を及ぼしてしまうからです。

腸内細菌のバランスがおなかの健康にとって大切なことはすでに広く知られていますが、腸内と同じように皮膚の表面にも見えない細菌がたくさんいて、外部からやってくる雑菌から皮膚を守っています。
菌=不潔と思われがちですが、人にとっては有益な、むしろ不可欠な働きをしてくれている菌もたくさんいるのです。

不用意に殺菌作用のあるものを使うと、その皮膚常在菌のバランスを崩してしまいかねません。
常在菌バランスが崩れることは、ニキビや吹き出物ができたり、炎症を起こす原因になったりと、さまざまな肌トラブルに繋がります。

「オロナイン=肌にいい、肌の薬」というイメージを過信して、保湿を目的としたスキンケアに流用するのは止めましょう。

さて、本題に戻ります。
痒みが出ているときは肌が敏感になっていますので、新しい化粧品を使うときはいつも以上に慎重に。

普段はなんともないものが皮膚への刺激になっている状態ですから、急にコスメを変えることも刺激になる可能性があります。
できることなら、新たなアイテムを試すのは肌が元気になってからのほうが安心です。

とはいえ、普段使っている化粧品では保湿が追い付かない!しっとりタイプのものを使いたい!という場合もありますよね。

そういう場合は、二の腕などでパッチテストを行ってから使うことと、化粧水からクリームまで一気にすべてのアイテムを変えるのではなく1アイテムずつ試してみることでリスクを軽減できます。
いざというときは試してみてください。

保湿+外部刺激対策ができるスキンケア化粧品

かゆみが出てから対策をすることも大切ですが、普段から乾燥に気を付けること、肌が健康な状態のときに肌に合うレスキューアイテムを探しておくことも、思いがけないトラブルに対応しやすくなります。

乾燥からかゆみを感じやすい人は、肌が外部刺激の影響を受けやすくなっているので、スキンケア化粧品もなるべく低刺激で、かつしっかり保湿ができるものを選びたいですね。

人によって本来の肌質や現在の肌状態がさまざまなので、すべての人に合う化粧品というのは存在しないといっても過言ではないのですが、ひとつの例として

  • 敏感肌でも安心して使えて
  • しっかりと保湿でき
  • さらに外部刺激から守ってくれる化粧品

を、こちらに挙げておきますので、参考にしてみてください。



ディセンシア アヤナス

敏感肌特有の「肌ゆらぎ」に着目し、肌のバリア機能を高めて整えていくディセンシア「アヤナス」。
ディセンシアは敏感肌専門ブランドですので低刺激処方であることはもちろん、とてもしっとりとした使い心地で保湿感も高く、乾燥しやすい肌に適しています。

 

ディセンシアの特徴ともいえる特許技術「ヴァイタサイクルヴェール」が、外部刺激から肌を守ると同時にうるおいを閉じ込めて逃がさない、いわば人工的なバリア機能のような働きをしてくれるのが何よりも頼もしい特徴です。
なんと、ワセリンと比較してもより高い防護作用があるという研究結果が出ています。
※ ヴァイタサイクルヴェールはクリームにのみ使われている技術なので、もしもアヤナスの1アイテムだけ使うのであれば必ずクリームを。

 

また、オリジナル複合成分「ストレスバリアコンプレックス」が肌ストレスケアに対応。
さまざまな角度から、敏感肌ならではの悩みを解決してくれるスキンケア化粧品です。

 

ポーラオルビスグループの敏感肌専門ブランド
セラミドでしっかり保湿
ヴァイタサイクルヴェールで外部刺激から肌を守る
肌冷え・肌ストレス対応
肌との相性を試せるトライアルセットあり

>>30日間返金保証付き トライアルキャンペーンサイトを見る

ディセンシアのアヤナスは、顔のかゆみの原因のうち、保湿不足、外部刺激、肌ストレスの3つに対応できるので、肌に合いさえすれば、乾燥やアレルギーからくるかゆみ対策の強い味方になってくれます。

今後の肌のために、どれを試してみたらいいか分からない、というときは選択肢のひとつに入れてみてくださいね。

 

顔のかゆみをなるべく早く落ち着かせるために知っておきたい原因と対策まとめ

季節の変わり目や空気の乾燥が厳しい時期に起こる顔のかゆみの原因は、

  • 肌の乾燥
  • スキンケアの過不足
  • 体調不良(便秘や寝不足を含む)
  • 食生活の乱れ
  • ストレス
  • 外部刺激

などが考えられます。

特に直接的に関係があるのは、肌の乾燥です。
肌が乾燥すると外部からの刺激を受けやすく、敏感になって普段ならなんともない小さな刺激でも影響を受けてかゆみを引き起こします。

顔のかゆみは、「このままだともっとトラブルになっちゃうよ!」という肌のSOSサインです。
自分自身の体調と身の回りの環境を見直してみましょう。

保湿と日常生活に気を付けることで、かゆみも、その原因である乾燥も、じきに治まっていきます。

あまりにもかゆみが長く続く場合や、どんどんひどくなる場合、ニキビや湿疹などが続くなどのトラブルがある場合は、悪化させないためにも早く治すためにも、皮膚科に行くことがベストです。
自分で判断しにくいときは、早めにお医者さんに診てもらいましょう。

-----------------

乾燥を止めることは、かゆみを防ぐことだけでなく、肌を美しくすることにも繋がります。
早くイヤなかゆみから解放されて、うるおった綺麗な肌になりますように。

 

【あわせて読みたい関連記事】
肌冷えからくる肌荒れ・乾燥に注意!美肌のために今すぐできる肌冷え対策

ストレス肌対策の最先端技術を加えてリニューアル!ディセンシアのエイジングケアシリーズ「アヤナス」が新しくなりました

敏感肌さんに本当におすすめしたい化粧品@敏感肌のスキンケア研究所

 

 

敏感肌のスキンケア研究所
公式LINE@はじめました!
友だち追加はこちらから ↓ ↓ ↓
友だち追加