パラベンの毒性は?化粧品と防腐・保存料について考える

「パラベン無添加!」と大々的に謳っている化粧品をよく見かけます。
パラベンを添加していないことをウリにする、ということは、パラベンはお肌に良くないのかな?と疑問に思ったことはありませんか?

その一方で、自然派や無添加をアピールしている大手化粧品会社でもパラベンを使用しているところもあります。

実際のところ、パラベンは毒性が高いのでしょうか?

 

パラベンはアレルギーを引き起こす「可能性のある」成分

パラベンは化粧品が腐敗しないよう、防腐・保存を目的に配合されるものです。

パラベンのイメージが悪いのは、「旧指定成分」に含まれていたことの影響が少なからずあるのではないでしょうか。

現在は化粧品の原材料を全成分表示することが義務付けられていますが、以前は厚生省(当時)が「アレルギーや皮膚障害を起こす可能性がありますよ」とした102の成分を「指定成分」として表記することになっていました。

実際パラベンでアレルギーを起こす人はまれにいて、1000人中3人くらいの確率だそうです。

実は、伊藤羊子の知人にもひとりパラベンアレルギーの人がいて、どの化粧品を使ってもダメ、あれもこれもダメ、という中で詳しく調べていったらパラベンが原因だったそうです。

1000人中3人・・・0.3%というのを、多いと考えるか少ないと考えるのか、あるいは一人でもアレルギーの出る可能性のあるものは怖いと思うのか。

これはとても難しい問題ですが、アレルギーが起こる人もいる一方で、パラベンは長年使用されてきて安定性が高いと評価されている防腐剤でもあります。

原材料に成分名が書かれていること(ちょっと難しい話をするとキャリーオーバー成分などもあるのでこの表示も絶対ではありませんが)で私たちはパラベンが入っているものを使うか使わないかを「自分で選ぶ」ことができます。

 

化粧品に「防腐」は絶対必要

手づくり化粧品で、毎日冷蔵庫に保存して1週間以内に使い切るのであれば別ですが、一般的に販売される化粧品の場合「防腐」は不可欠です。

防腐効果のある防腐剤、あるいは保存料などが入っていなければ、お店で買って来た化粧品をいざ手に出してみたら腐っていた、なんてことも起こってしまうからです。

開封して空気に触れれば、さらに腐敗のリスクは高まります。安心して化粧品を使うためには、「防腐」は必要なことなんです。

 

数種類の防腐剤が入っているのはなぜ?防腐剤の種類が少ない物を選ぶべき?

防腐剤が入っているのは品質を保つ上で仕方ないとして、できるだけ少ない方がいいと思うのは(特に敏感肌さんであれば)当たり前ですよね。

でも最近多いのが、いくつもの種類の防腐剤が配合されているもの。
こんなに何種類も入れなくても…もっと少なくしてくれたらいいのに…と思う人もいるかもしれません。

でも、これには理由があるんです。

いくつかの防腐剤を組み合わせて配合することによって、防腐剤全体の使用量をグッと減らすことができることが研究の結果分かったので、今は数種類組み合わせて使っているメーカーが増えているとのこと。

毒性の低い防腐剤はどうしても防腐する力も弱いので、そのぶんたくさん添加する必要があります。
いくら毒性が低くても、たくさん配合されていたら結果的に肌への影響は大きくなってしまいます。

単純に防腐剤の種類が少なければ安心、という訳ではないので要注意です。

 

自分が安心して使えるものを選ぼう!

いろいろな情報があふれていて、あちらでは危険だと言っているけどこちらでは安全だと言っていたり、本当のところどうなのか分からないことがたくさんあります。

パラベンアレルギーの人がパラベンを避けるのは当たり前のことですが、そうでない人は情報だけに振り回されず「自分はどんなものを使うと安心してスキンケアができるか」をよく考えてみましょう。

今現在化粧品で使用されている成分は一応すべて「法律で禁止されていないもの」ですから、一定の安全性はあるともいえます。

では実際自分がパラベンの入っているものを使ったとき、お肌の調子はどうなのか。
なんともないから平気!と思う人もいれば、今は平気でも将来的には分からないし…と不安に感じる人もいます。
パラベンよりフェノキシエタノールが心配、と思う人もいれば、天然の防腐剤じゃないと安心できない!という人も。

こればっかりは本当に「個人差」がありますし、何が良い悪いを決めることはできません。
決められるのは「自分にとって」どうか、ということ。

自分が不安を感じるスキンケアアイテムでお手入れしていても、お肌にとっていいはずがありません。
これを使ったらきっと綺麗になれるはず!と思いながらお手入れできる化粧品を選んでくださいね!

 

パラベン無配合にこだわりたい人はパラベン不使用のこちらの記事もどうぞ。

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この記事を書いた人

伊藤羊子

40代乾燥性敏感肌のコスメコンシェルジュ、ホリスティックビューティーアドバイザーです。

美肌のために、食べものにもなるべく気を付けているつもりですが、最近はソフトクリームの食べ比べにハマっています。

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