美白の本質を考える:シミは悪者?敏感肌に効果的な予防と対策とは

敏感肌さんはシミができやすい、美白が効きにくいと言われています。
そのうえ、美白化粧品は成分が強かったり刺激を感じやすかったりといったものが多く、気になるシミに対してなかなか積極的なケアがしにくいので、シミに対して深い悩みを持っている人は少なくありません。

シミ

シミはできてしまってからケアすることよりも予防が大切というのはすでに常識になりつつあります。

でも、気をつけているつもりなのに知らない間にシミが増えている、知らない間にシミが濃くなっている、消えたと思ったシミが同じところにまたできている・・・そんな経験はないでしょうか。

シミができる原因とシミが消えない原因をきちんと知っているのと知らないのとでは、シミ消し対策や美白ケアの効果に天と地ほどの差が生まれてしまいます。

あなたはちゃんとシミについて理解していますか?

今日はシミについてできるだけ分かりやすくできるだけ簡単にまとめてみました。
この記事を最後まで読めば、シミへの本質的な対策がより効果的にできるようになるはずです!

 

そもそもシミって何?シミができる原因とは

皮膚にできた茶色っぽく見えるものがシミと呼ばれていて、その原因はメラニン色素である。
そのことはもうご存知ですよね。

医学的にいえば老人性色素斑、雀卵斑、肝斑などシミにもいろいろな種類がありますが思い切ってここでは省略します。
どのシミもメラニン色素が原因になっている点では共通しているからです。

ではそのメラニン色素が作られる原因は何かといえば、もっともよく知られているのが紫外線をはじめとした外部刺激によるものです。
他には、皮膚の炎症やストレス、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。

シミを追い出す

そういった「何らかの刺激」に反応して、刺激から細胞を守るためにメラニン色素が作られます。
そうして刺激を遮る傘のようにメラニン色素が細胞を守り、役目を終えればお肌のターンオーバー(新陳代謝)とともにメラニン色素も排出されていきます。

つまり、メラニン色素が作られる=正常な肌の防衛反応と言えます。
本来メラニン色素は悪者ではなく、外部刺激をブロックして細胞を守ってくれる必要不可欠なものなんです。

ではなぜお肌を守ってくれるはずのメラニン色素が目の敵にされているのでしょうか。

それは、メラニン色素が作られたあとうまく排出されず肌に蓄積されて色素沈着となってしまい、それこそが気になるシミや色黒の原因になってしまうからです。

本来であれば日焼けをして一時的に肌が黒くなっても数ヶ月~半年もすれば元に戻るのが健康的な状態です。
小学生のころ、夏のプールで焼けた水着の跡も冬にはすっかり元どおりに戻っていたことを思い出してみてください。

ところが細胞のダメージが大きくてメラニンが過剰に作られたり、ターンオーバーが正常に行われずに表皮に長期間とどまったりすると、これがいつまでも残る日焼けあとやシミになってしまいます。

シミの問題はメラニン色素が作られることそのものではなく、むしろメラニン色素が上手く排出されていかないこと、過剰に生成されることにあると言えます。

 

メラニン色素の過剰生成を防ぐには

日焼け注意

メラニン色素が作られる原因は紫外線をはじめ、埃や花粉、大気中の化学物質などの外部刺激、肌荒れによる炎症、ホルモンバランスの乱れやストレスなど多岐にわたります。
その中で最も大きな割合を占めているのが紫外線です。

皮膚でメラニン色素が作られる原因の約80%は紫外線といわれています。

つまり、UVケアを徹底することはメラニン色素を作らせない=シミの原因を作らせない上で何よりも大切なこと。
日差しの強い春夏だけでなく、1年を通して紫外線対策は欠かさないようにしましょう。

また、敏感肌さんの場合は肌荒れによる炎症がメラニン色素を作る要因になっていることが健康的な肌に比べて多いので要注意です。

肌荒れのあとやニキビの跡がシミのように残ってしまった経験はありませんか?
また敏感肌の場合、肌荒れとして表に出てきていなくても肌内部で長期間に渡って炎症がくすぶっていることがあります。

「メラニン色素=皮膚の細胞を守るために作られるもの」ですから、そうした目に見えない微弱な炎症がメラニンを作る原因になっていることも。

だから健康な肌よりも敏感肌さんはシミができやすい状態だといえますし、せっせとシミ対策のケアをしてもその効果が出る早さに皮膚がメラニンを作る早さに負けてしまう状態が常に続くので、なかなか美白効果が得られないという状態でもあるんですね。

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敏感肌の肌力をアップさせて肌荒れをさせないこと、つまり外部刺激の影響を受けにくい肌作りをすることもメラニン色素の過剰生成を防ぐにはとても重要だと言えます。

 

メラニン色素を肌にとどまらせないためにできること

お肌が健康な状態であれば、細胞を守るために作られたメラニン色素はターンオーバー(新陳代謝)とともに排出されていきます。

ですが、メラニンの生成量が多すぎる、老化や肌トラブルなどでターンオーバーが正常に行われていない状態になるとメラニン色素がうまく排出されず肌に蓄積されて滞った状態になってしまい、それがいわゆる「シミ」や「くすみ」となって現れます。

スキンケア

お肌のターンオーバーの周期を整えてメラニン排出を促すことが原則ですから、肌の再生力を高めるスキンケア(肌本来の力を高めるスキンケア)が有効です。

特に同じ場所に何度もシミができる・・・という人は要注意。
そのシミはその部分の細胞が弱っているサインと考えてみてください。

細胞が長期間弱ったままだとメラニンが作られ続ける=シミが同じところにできる=メラニンが蓄積されやすいのでシミがどんどん濃くなる、というよくないループに陥る可能性が高いという状態です。
「美白」ということだけにとらわれず、肌そのものを健康にするケアに取り組みましょう。

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ピーリングで余分な角質を取り除くことは、メラニンの排出にも一役買ってくれます。
ただ、ピーリング自体がお肌にとって負担がかかりやすいお手入れですのでマイルドなピーリング剤を選ぶことやこまめにやりすぎないこと(適切な頻度を守ること)が大切です。

美白コスメ

市販の美白化粧品でのスキンケアもメラニン色素を撃退するには有効です。

厚生労働省が認可した美白成分が配合されている美白化粧品は「医薬部外品」と表示されていますので、その表示が美白化粧品を選ぶひとつの目安にもなります。
(医薬部外品以外でもよいコスメもあるのであくまで「目安」としておきます)

一般的に美白成分には「メラニン色素を作れ!という指令の伝達を抑えるタイプ」と「メラニン色素の元をメラニンに変える酵素の働きを抑えるタイプ」、「黒くなったメラニン色素を還元させるタイプ」に分かれています。

多くの美白化粧品はこれらの2タイプまたは3タイプを組み合わせて作られていることが多くなっています。

美白成分の働き・種類について詳しくはこちら → 厚生労働省認可の美白成分まとめ

美白コスメでケアをしたいと思っても、これまでに美白化粧品で肌荒れしてしまったことがある、美白化粧品で刺激を感じてしまう、という敏感肌さんは多いのではないでしょうか。

美白成分は肌への刺激が強いものが少なくないので、肌に合うものを選ぶことが大切です。
場合によっては気になる部分だけにスポット使いできるタイプのものが強い味方になってくれるかもしれません。

また、シミの状態に対しての効果も合う合わないがあります。
2~3ヶ月を目安に、シミの変化が見られなければ別の成分の美白コスメに変えてみましょう。
シミのタイプによってはスキンケアだけでなく飲み薬が有効なこともあります。

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ふち(境目)がハッキリしていたり皮膚から盛り上がっているようなシミには、通常のスキンケアだけでは効果がないことも。
濃いシミにはレーザー治療の方が有効な場合が多いので、気になる場合は美容皮膚科などで相談してみるのもひとつの手です。

 

美白の本質・シミに対する考え方と対策まとめ

何かと悪者扱いされがちなメラニン色素ですが、皮膚でメラニン色素が作られるのは本来人間のもつ防衛システムによるものです。

<メラニン色素自体が悪いのではなく、お肌のターンオーバーとともに排出されていくべきメラニン色素が正常に排出されず肌に滞ってしまうこと、またメラニン色素が過剰に生成される状態に肌がさらされていることがシミやくすみの原因。

それを覚えておけば、美白のために必要なことは何か、意識が変わってくるのではないでしょうか。

鏡を見て思わず気分が沈んでしまう顔のシミ。
でもそのシミはメラニン色素が皮膚の細胞を守ってくれた跡です。
また、シミができている=それだけ肌がダメージを受けたということでもあります。

美白化粧品でお手入れするのはもちろんのこと、それ以上に

  • 肌ダメージの8割を占めるといわれている紫外線対策をしっかりすること
  • 敏感肌ならではの目に見えない微弱炎症を防いで肌そのものを健康な状態に近づけること
  • メラニンの排出を正常化させるためターンオーバーを整えること

が本当の美白への近道です。
敏感肌でもシミのない白く透き通った肌を目指していきましょう!

 

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この記事を書いた人

管理人yo-ko

40代乾燥性敏感肌のコスメコンシェルジュです。

美肌のために、食べものにもなるべく気を付けているつもりですが、最近はソフトクリームの食べ比べにハマっています。